ドイツ国際平和村は、世界ウルルン滞在記というTV番組で、東ちづるさんが何度も訪れて紹介し、有名になった。私も深く感動したし、工業高校時代には番組のビデオを生徒たちに見せていた。
ドイツという国は、WWⅡでナチスの蛮行を許したことに深く反省し、『貢献』を国是にしている。ドイツの大統領(行政権はない)は、イスラエルのホロコーストの追悼式に出席するのが大きな仕事になっている。この平和村も、その国是の延長線上にあるのは間違いない。デュッセルドルフの近郊にあるのだが、アンゴラやアフガニスタンなどの内戦や地雷の犠牲になった子供たちを手術し治療するのはドイツ国内(たとえばベルリンなど)の様々な地域の病院である。
今回手にした本は、「平和村で働いたードイツで出会った世界の子供たち」という、3人のボランティアとアフガニスタンを中心に活躍するジャーナリストの体験記、そして現在職員として働く方の詳細な紹介で構成されている。内容は実にうまく構成されている。と、いうのも3人のボランティアさんは、それぞれ志望して来る前は、看護士、大学でドイツ語を専攻していた学生、作業療法士とそれぞれ立場が異なるので、違う角度から平和村の活動を知ることができるのである。以後何回かにわけてエントリーしていこうと思っている。
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