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タイトルに「緑牛」とあるのは、現海軍大将・アラマキの通称である。海軍の最高戦力の1人で、もちろん悪魔の実(モリモリの実)の能力者である。ワノ国編が、光月家の赤鞘衆と麦わら一味らの活躍で平和裏に終了しようとしているまつりの夜に、突如登場した時の話である。将軍・モモの助、赤鞘衆そしてヤマトらがその気配を察知、いち早くワノ国を守るべく、緑牛に戦いを挑むのだがほぼ返り討ちにされる。(ヤマトは助太刀をモモの助に阻まれる。麦わらの一味も気づいていたが、あえて手出しをしなかった。)結局、近くにいたシャンクスの覇気に身の危険を感じ逃げ出すのだが、この時の緑牛の台詞が、今日のメインである。曰く「世界政府未加盟のワノ国の人間には人権などない。」という台詞(趣意)である。
私が違和感を感じたのは、台詞の「人権」という語彙である。読者にとっては極めてわかりやすい台詞だが、ワンピースの世界は、世界政府という独裁政治機構が存在し、加盟する国の多くが「王国」である。革命軍が各地で動いているが、民主主義の国は未だ登場していないと思う。よって、人の支配下にあるこのワンピースの世界で、人権という概念は一般的に認識されていないはずである。
別に目くじらを立てているわけではないのだが、大きな違和感があったのだ。だから、どうしたと言われればそれまで。(笑)自由を何よりも重視する主人公のルフィーが目指す物語であるから、さらにその先にある人権がここで語られるのは早急、というだけの話である。
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