今年の倫理はこれまで以上に授業のスピードをあげつつ、多くの思想家をやったので、ロールズやマッキンタイヤー、レヴィナスなどの問題にもなんとか対応できるだろうと思う。やっぱりというか今年も倫理政経では省かれていたが、西田幾多郎が出題された。ドイツ観念論のシェリングは、カントからヘーゲルの流れの中でしか説明していない。現場から見ると、どこまで対応せい、と言うのかと感じてしまう。倫理のカリキュラムとして4時間くれるなら別だが…。本当に教科書に準拠した問題なのだろうかと思う次第。
気になった問題はたくさんあるのだが、2題だけ挙げてみる。上記画像は、レヴィナスの問題。正解は①。レヴィナスのいう「他者」は神である。それは生徒たちも理解していると思うが、③と間違いやすい。「異質なもの」という表現に気づいて①を選んでくれていれば、と思う。ちなみに倫理政経の問題では省かれている。
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