2024年1月8日月曜日

「歩」によるチェックメイト

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231219/k10014292071000.html
イエメンのフーシ派による西側諸国の船舶への攻撃が、世界経済に大きな影響を与えている。すでに大手の海運会社が、スエズ運河ー紅海の通行を全面的に中止している。これを、アメリカの某国際アナリストが、日本の将棋で言う「歩」による王手(実際にはチェスの用語を使っている)だと表現したそうだ。フーシ派という一復古主義勢力が、西側経済に大打撃を与えているというわけだ。

紅海が封鎖されれば、アフリカ南端経由になる。この紅海を通過する貿易量は世界の海運の40%と言われており、流通の距離拡大と遅れは、供給に多大な影響を与え、コスト・プッシュ・インフレを発生させるのは必定である。

まだ、ホルムズ海峡の方は問題なさそうだが、日本にとっては生命線が絶たれることになる。イランもロシアも沈黙を守っているが、万が一、イスラエルやアメリカが暴発した場合封鎖されることは容易に想像がつく。そもそもイランは親日国なのだが…。もはやアメリカの属国と化している現在、共に流されるしかない。自らの利権にしか興味のない政治家ばかりで、心もとない。国士はどこに隠れているのか。

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