この新書は、かなりレベルが高いので、(帯に入門に!とあるけれど)高校生にはかなり難しいと思うが、なかなか面白い視点で書かれている。まず、西洋哲学史は、問いと答えのアーカイブ(収蔵庫)であるということ。著者は、「~とは何か」という哲学的思考図式Ⅰとしてプラトンを、「私は誰か、何を知りうるか」という哲学的思考図式Ⅱとしてデカルトを、「問いのⅠ✕Ⅱ」を哲学的思考図式Ⅲとしてカントを、「なぜそれを問うのか」としての哲学的思考図式Ⅳをニーチェで示し、現代哲学の初分析に入るとしている。なるほど。
少しずつ、この「哲学マップ」についてはエントリーしておこうと思う。まずは、来週の政経の夏期講習のプリント作成である。(笑)
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