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今年度は、ほんと長い教師生活で最強の倫理の授業ができたと自負している。超難関校を目指している生徒もたくさんいて、ハードルもかなり上げたが、よくついてきてくれた。とはいえ、まだ教えなければならない西洋哲学者も残っている。2学期からは、演習的にと思っていたが、まずはそこをフォローするつもり。具体的には、プラグマティズム(これは最後の授業ですでにアメリカ学を交えて教えた。)、ロールズ、マッキンタイア、サンデル、そしてローティといったアメリカの政治哲学。さらに超難解な現象学のフッサールを避けることは出来ない。レヴィナスに繋げ、アーレントに繋げなければならない。なんだかこの2人は今、高校教科書で注目されているようで外せない。そしてセンもはずせない。
夏期講習では、これらの哲学者以外の思想を解説する予定。系統的に孤立しているベルグソン、科学哲学のクーン、ポパーなどとともに、ピーター・シンガー、ザイードなどである。
共通テストは、各出版社が出している教科書をもとに作成される。学園で使っている教科書に載っていなくても出題される可能性は十分ある。どこまでやればいいのかわからないところはあるのだが、ベストを尽くそうと思う。
熟慮を重ねていて、夏期講習の4日間の前半は、西洋哲学マップを生徒に書いてもらうことにした。繋がりを復習しながら、ギリシア哲学、キリスト教神学、ルネサンス、啓蒙主義、大陸合理論、イギリス経験論、現代哲学の哲学者名を書き込んでもらう。なかなかいいアイデアだと思っている。
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