今回結婚したOGは、非常に優秀な子で今は獣医である。馬術をやっていて国体に出たこともあり、M高校の中庭で送別会をやったこともある。お母さんもPTA会長をしていただいていた。有楽町のPホテルに着くと、OGがすでに来てくれていた。最初誰だかわからなくて、じーっと顔を見たらわかった。(笑)OGといっても、30歳を超えて母になっている子もいるわけで、街であってもわからんなあ。
結婚式は、アメリカ人の神父さんが執り行っていた。最上階で東京の街並みをバックにプロテスタント的な十字架が設定されていたので、てっきりプロテスタントの牧師さんだと思ったが、後で確認したらカトリックの神父さんであった。結婚の儀式的なことは大差ないとのこと。チェロやハープ、賛美歌の生演奏もあり、さすが香港で最も有名なPホテルだと再認識した次第。
披露宴は、参加者の簡単なプロフィールも書かれていて、私は「高校時代の恩師」となっていた。一番前でOGたちとは同じテーブルだが、新婦側主賓の横でもあった。最も驚いたのは、新郎の知り合いで、スタンフォード大学のフーヴァー研究所教授のN氏が来られていたことである。氏の著作も読んだことがあるが、今回はお声がけは遠慮した。
新婦の叔父さん(アメリカ人)が、余興でウクレレを演奏してくれた。その際、新婦からのリクエストということで、その旋律を聴いて、OGたちと顔を見合わせた。「オーバー・ザ・レインボー」であった。アイオワ州への修学旅行の時、我がC組が歌った曲である。いやあ、感動した。さすがに、新婦と叔父さんにお礼を申し上げた次第。
このPホテルの披露宴には、今まで経験したことのない演出がいろいろあった。新婦のお色直し中に、新郎がキッチンでメイン料理を作って同時中継され、お世話になった方に食べていただいたり、ご両親への最後のあいさつ時には、生まれたときの重さのPホテルのマスコットのティディーベアをそれぞれ渡したりと粋な演出がなされていた。いい結婚式だった。新婦の選んだ新郎は、幼稚舎からのG大育ち。たしかに生まれも育ちも良い、馬術を趣味とする好青年であった。千代田区に住むそうである。うーん、かなりお金持ちなのだろう。最後に、司会から本日のご祝儀は全て寄付に回されるという言もあった。単なるお金持ちではなく、エスタブリッシュメントであるようだ。
二人に幸多かれと祈る。新婦のご両親にも同様に…。
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