2022年1月6日木曜日

中国によるエンテべの悲劇

https://www.epochtimes.jp/p/2021/11/82542.html
ウガンダのエンテべ空港というと、乗っ取られたエールフランスからイスラエルが主権を犯して軍事作戦を敢行、自国民を救い出した”エンテべの勝利”で有名な空港だ。(この時のウガンダの大統領は奇人アミン大統領である。)

そのエンテべ空港が、中国の一帯一路で、とんでもない罠にハマっている。中国に改修工事を依頼し、中国輸出入銀行から3億2500万ドルの借り入れ、高い2%の金利で27年間。返済総額は4億1798ドル(約560億円)、野党の委員会が調査したところ、非公開の契約で 南アのスタンダードバンクグループのカンパラ支店に中国輸出入銀行の口座があり、エンテべ国際空港に入ってきた収入経費もすべて、一度このカンパラ支店の口座を通さなければならない、つまり収入が赤字であったとして人件費を払おうとしても中国輸出入銀行が拒否すればかなわない、中国への返済優先となる。事実上の支配権を握っているわけだ。乗っ取られたといえる。財務大臣が公式に認めた。

ちなみに、南アのスタンダードバンクも中国工商銀行が出資していてガチガチに中国に固められている。とんでもないやり方で乗っ取っているわけだ。

日本でもこういうことが裏で起こっているような気がする。日本は基本的に人が良いというか、性善説というか、わきが甘い。中国に好きなようにされる恐れがある。

以前、エントリーしたことがあるけれど、中国共産党は、簡体字にして、「義」の字をつぶした。自分さえよければという、えげつないことを国内外で行っているのは、多分に「義」というモラルの原点を失ったからだと思う。でないと、ウィグルでナチ同様かそれ以上の人権弾圧はできない。

私はウガンダに行ったことはないけれど、属性はいくらかある。多くの国が中国の非道を非難し、なんとかしなければならないと思う。

何度か追記しているが、私にはマレーシア華人の教え子(留学生)がたくさんいる。中国共産党の非道と彼らは全く関係がないことを再確認しておきたい。

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