2018年8月10日金曜日

PBTの話(55) 進路指導面談

6月のEJUの結果が出て、進路指導を今週から始めている。だいぶ前に上記のような調査票をクラスの学生に配布し、先週のスクールホリデー中にいろいろ調べて熟慮の上、記入して提出してもらった。

水曜日から、いよいよ進路指導が開始。昼休みや放課後に一人ひとり呼んで面談した。日本と違って、学生の多くは大学の偏差値(つまり難しさ)をよくわかっていない。しかも、日本のように何度も模擬テストを受けたりすることもない。彼らの今の資料は、6月のEJUの結果だけだ。これから11月のEJUまでどれくらい伸びるかも未知数。そんな中で、志望校を絞っていかねばならないわけだ。ありがたいことに、日本語の能力については、これまでのPBTの経験則がある。ベテランの先生方にはある程度の予測がつく。

誰しも、国公立大学や難関私大に行きたい。日本語の点数から推測し、ある程度のめどをつけなければならない。志望する学部・学科で、合格できそうな大学を示さなければならない。この調査票をもとに、様々な資料をつけて話し合う。妥当なモノもあれば、こんな大学があるという推薦もする。(面談前にこういう準備が必要で、意外に時間がかかる。笑)

6月のEJUの結果しか使えない大学もあり、11月に希望をつなげることが可能な大学もある。渡日前入試(書類審査だけで日本に行かなくても良い入試)は、早く手を打たなければならない。そういう大学を希望する学生から面談を始めている。今のところ、渡日前入試に挑戦する学生はいないけれど、まだまだこれからである。

今日は、1限目我がクラス、4・5限目がBクラスの授業。しかも(マレー系の男子学生がモスクに礼拝にいく)金曜日なので昼休みが長い。3人の学生と面談した。さらに、嬉しいことにF38AのOBが2人来てくれたので、現況を聞いたり、相談に応じたりしていた。まあ、大車輪の1日だった。これも担任の醍醐味。

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