2012年12月5日水曜日

JICA関西 アフリカ事業セミナー

神戸新聞より
JICA関西で、アフリカでの事業展開を考えるセミナーが開かれたそうだ。JICAとジェトロの共催だそうである。私の不勉強かもしれないが、JICAがこのような民間投資に関係するセミナーを開いたというのは初耳である。JICAは、ODAとそれに連なる公的な国際支援が主だからだ。

地元関西でこのようなセミナーが開かれたことは喜ばしいと私自身は考えている。それだけアフリカへの国際協力における民間投資の重要性が認知されてきたということだからだ。いくら公的資金でインフラを整備しても、民間投資が集まらねばアフリカの経済成長はない。こういう考え方が凄いスピード(ここ2年ほど)でグローバル・スタンダードになったのだと言えるのだ。(2010年)月10日・15日付、12月27日付ブログ参照)

一昨日、日経本社コラムニストの土谷英夫が「成長の限界再び?」と題して、欧米では経済成長への悲観論が展開されていて、喜ばしいことではないと主張していた。「マルサスが聞けば卒倒しそうだが昨年70億を超えた地球の人口は、国連の中位推計で2050年には93億人になるという。増加分のはぼ全てが途上国であり、さらにその半分はサブ・サハラ=アフリカで増えるという。そのサブ・サハラ=アフリカ諸国は世界不況の最中5%前後の堅調な成長を遂げている。世界には豊かさを切実に求める多くの人たちがいるのだ。成長の時代に幕を引くのは早すぎる。」

日経はもちろん経済主体の新聞であるから、アフリカの人々を単純に豊かさを求める経済構造の中のコマだと考えている。私は若干異論はあるものの、この豊かさを求める意志はアフリカの持続可能な開発のために必要だと信じている。(かなり微妙な言い回しになる。)

いずれにせよ、このアフリカの事業展開を考えるセミナー、意義深いと見た。
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201212/0005575523.shtml

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