ベトナム難民のGさんの乗った船の狭さを実体験する |
さて、今回も優秀な進学校やユネスコスクールが多く参加していた。全12校である。常連校も多かった。府立三島高校や前任校の姿が見えないくらい。前回私は参加していないので、2回目になるそうだが、付き添い教員は生徒の研究発表の付き添い・指導には入らず、教員チームで発表に参加することになった。これは新鮮。今回のセミナーの第二の印象。もちろん、研究発表する生徒の混合6人チームは、近畿圏の超優秀な生徒に支えられ、教員の指導などほとんど必要ない。(笑)
今回のセミナーは「同じ時代を生きる『私たち』の難民問題」について考える」というのがテーマだ。難民問題と言えば、Y学園のY先生である。なつかしい。私が初めてLily君らと参加したセミナーで受講した難民問題である。あのなつかしいすごろく風の難民理解教材も登場した。ベトナム戦争時の難民Gさんの講演などもあり、さらにグレードアップしたワークショップだった。
この10年以上前のY先生の難民問題の時のセミナーに私と同じく参加したH高校のO先生という方がおられて意気投合した。大阪と兵庫のセミナー参加校は、兵庫センターが出来て以来別れ別れとなってしまい、交流が停まっていたのだった。それが今回復活したわけだ。ALL関西のセミナー。これが、今回の第三印象。昔、その語学力と優秀さに驚いた兵庫の私学、K・S学園などもまたこのセミナーに参加してくることになるのだろうと思う。
本校の生徒は、最初超優秀な参加校に、大いにびびっていたのだが、持ち前の明るさと性格の良さでグループに入っていったようだ。時々覗きに行くと仲良く、そして堂々と渡り合っていた。「周りが優秀な下級生で、かなりのプレッシャーでしたが、ものすごく勉強になりました。」そう、本校生は全員が3年生。(ある府立高校が3年生を参加させていたが、全員3年は本校だけだった。)O大付属高校I校舎のK先生が、そんな本校生をべた褒めしてくれた。食堂で、テニス部の本校生2人と私とK先生が食卓を囲んでいたのだが、私とK先生がコーヒーを取りに行って帰ってきたら、すでに我々の食事をすませたトレイが消えていたのだ。本校生がすでに運んでくれていたのだ。(彼女たちにとっては、すこぶる当然の行いであったらしい。)K先生は大感激しておられたのだった。
タンザニア風定食 |
その帰国する研修員さんたちをバスで関空まで運び、チェックインさせるまでのコーディネイトをしている青年がいた。うん?どこかで見たことがあるよな、と思っていたら、彼が私の名を呼んだ。「久しぶりです。」私が前任校で3年間担任したM嶋君ではないか。びっくりしたのであった。ドエライ低い確率の再会劇だった。
と、いろいろあった高校生セミナーだった。
引率お疲れ様でした。このセミナー(特に研修員さんとの交流)が、今の私の出発点です。今回で引率は何回目になるのですか? できることなら、私もまた受講したいです。
返信削除教員チームVS生徒チームのディベートなんて、あればやってみたいですね。優秀な生徒なら、けちょんけちょんに論駁されて、それをきっかけにさらなる勉強に目覚めたりして。
Lily君コメントありがとう。きっとコメントがあるだろうと思っていた(笑)。あの時はチュニジアの消防士さんと話をしたのだったよね。今回はそういう交流プログラムはなし。それが寂しいよね。
返信削除引率は、7×2ー2=12、12+2+1=15回くらいだろうか。(7年間は春夏年2回実施。2回だけ不参加。そのうち1回はケニア行)年1回になってからミナミで2回、本校で1回参加=15回かな。
JOCVとして、高校生セミナー手伝いますよと関西に言っておくと案外OKかもしれない。セミナーOBやし。(笑)今回の参加校のメンバーならディベートは十分できると思うな。国際理解教育のスタンスから、winwinの要素が強くなったので、もうディベートはやらんやろなあ。