2012年2月9日木曜日

知的構想力という武器で戦争?

龍谷大学の松井堅一名誉教授が、今日の日本経済新聞の経済教室(このところ、エネルギー問題論が続いている。)で、こう書かれていた。『グローバル化とは、知的構想力という武器を使った戦争であり、厳しい弱肉強食の世界に行き着く。』…思わず手帳にメモしてしまった。

東大が9月入学に向けて動き出し、旧帝大系の大学を始めとして、多くの賛同を得ているようだ。…私は悪くないと思っている。ふと、そのことが脳裏に浮かんだ。「知的構想力という武器を使った戦争」…日本の知的構想力の強化のために9月入学という構造的再構築が必要だということではないだろうか。

ところで、戦争の主体は、個人なのか、あるいは国家なのか…。おそらくは、「個人」なのであろうと私は思う。先日書いた『新しい中世』論によると、「近代国家」はすでに解体されつつある。

国家が「知的構想力」のある戦士を育成し、彼らが成功することで、格差を認めつつ弱者にも利益を配分する。いずれ、そうなるのだろうか。いや、すでにそうなっているのかもしれない。

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