ブルキナの北部・サヘルに近い村にて |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000070-mai-int
実に痛ましい。私は、ブルキナのサヘル(サハラ砂漠の南縁)地帯で、トゥアレグ人と出合ったことがある。彼らのターバンも所持している。ほんと素朴な人々である。難民の多くは、家畜とともに移動したのだろうか。牧畜民であるトゥアレグ人にとって最重要な家畜を連れての移動だと私は思うのだ。私の訪れたサヘルの村は、なんとか牧畜をやれている、という感じの村だった。ちょうど雨季だったので、そう感じたのかもしれない。人間が生きるうえでは、かなり厳しいところである。そんなところに難民が家畜を連れて入ってきたら、またそぞろ揉めるのではないだろうか。ゴロンゴロン(ブルキナの北部の町)に住むトゥアレグ人の長が、すでに調停に向かっているのかもしれない。
マリ、ニジェール、ブルキナの三国はHDI(人間開発指数)で世界の最底辺を争う国々である。様々な政治的思惑が、貧しくも普通に生きる人々の生活を壊す。これが私には痛ましいのだ。今日の画像は、サヘルに近い村で撮った女の子たち。彼女たちは今どうしているのだろうか。心配である。
0 件のコメント:
コメントを投稿