朝日新聞HPより |
日本という国は、もう少ししっかりしていると私は思っていた。この国に危機管理能力はあるのだろうか。そう憤懣をぶつけるしかないではないか。たしかに原発に関しては、全く初めての事故であり、よくわからなかったというのも理解できないことはない。とはいえ、アメリカの専門委員会の報告のニュースや、議事録をとっていない(とっていても出せない。)という馬鹿げたニュースを聞くと、あいた口がふさがらないが、少なくともこの航空管制の話よりは若干マシだ。86機。大変な数のようだが、誰かが一元化して責任をもって指揮をとればもっとスムーズに運べたはずだ。一人で全部指示する必要などない。有能な部下に、さっさと割り振ればいいだけのことではないか。燃料きりきりで航空機が目的地に飛ぶはずはない。およそ馬鹿な指示によって、右往左往させられて燃料を無駄に使わされたんだろう。
昨日のエントリーと重なるが、空気を読むこと(人間関係を重視すること)は、危機管理には有害である。危機管理はサバイバルゲームなのだ。責任感の強い者が勝つ。人命を守るの前に空気を読むことに精力をかたむけてどうするのだろうか。
これまで、私の経験した教育現場でも、そういう危機管理的なことはあった。そんなときにその人の人間力が解る。逃げたらアカン。何度そうつぶやいたことか。
http://www.asahi.com/national/update/0227/NGY201202260029.html
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