https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20221124k0000m030301000c.html |
なぜなら、アンワル氏は、マハティール首相のもとで副首相を務め、後継者と見られていたのだが、アジア通貨危機の際、財務大臣でIMFの指示を受けようとした際に対立。結局、マハティール氏の強硬策で危機を乗り切った。その陰でアンワル氏は同性愛の罪で逮捕された。
私がマレーシアに在していた前回の総選挙では、マハティール氏は、当時政界にまだ復帰していなかったアンワル氏を自分の次の首相と明言し、歴史的勝利を上げた。しかし、なかなか禅譲しないまま、退陣する羽目になり、後継問題はうやむやになってしまった。とはいえ、前回の選挙では、アンワル氏の存在がかなり大きかったと言えそうである。それくらいの人物なのである。
コロナ禍や世界的なインフレの中で、マレーシアの政治が混迷することは一刻も早く避けなければならない。国民の多くもそう考えていたであろうし、経世済民の思いを強く持つ国王もそう考えられたのであろう。経験もあり、様々な経緯を乗り越えてきたアンワル氏の手腕に期待されたのであろうと思うのだ。マハティール氏も落選し政界を引退するだろうから、アンワル氏が首相になることを、国民の多くは、歓迎するのではないかと思う。早速、ご祝儀相場で、リンギが上がったらしい。(習近平続投決定の時とは違う。笑。市場も好意的だということだ。)
今回のマレーシア政治の動きについて、詳しいJ君の考察を是非聞きたいものだ。
追記:今日の夕食は、マレーシアの前途を祝してナシレマである。この日本で売っているサンバルソースはなかなか辛いっ。
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