https://www.philosophyguides.org/decoding/decoding-of-husserl-idee-phaenomenologie/ |
ニーチェの永劫回帰も教えるのは久しぶり。ここでは、キリスト教やヘーゲルの歴史観が直線的であることに対してのアンチテーゼとして教えたり、無神論的な実存主義(ハイデッガー・サルトル)の思想の根底に、フッサールがいることなども、かなりレベルが高い。フッサールはユダヤ系であり、先日エントリーしたようにユダヤ教の伝統としての全てを批判的に見る精神が、現象学を生み出した。デカルトは、神の存在証明をしたゆえに物体の存在証明をした。これに対してのフッサールのスタンス(無神論的なあまりに無神論的な)として理解すると比較的容易に説明できるのである。
ユダヤ教・キリスト教の概念をきっちりやっておいてよかったし、教科書にないデカルトの神の存在証明をやっておいてよかったと思うのである。倫理の授業はこれまでの教師生活の集大成と言えそうだ。
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