https://www.asahi.com/articles/ASQ625DP4Q62PTIL01C.html |
その応対に出たのは、副校長らしく、文科省もマスクを外すよう指示を出しており、また実際各地でマスク直ようによる熱中症被害が出ていることについて、問いただすと、驚くような回答が出てきた。中学校側は、文科省の指示も熟知しており、生徒にマスクを外すように指導している。だが、生徒たちはマスクを外すのが恥ずかしいという理由で外さないのだという。
はあ?ということは、マスクをしているのは学校の責任ではなく、自己責任だということである。もし熱中症になっても、学校には責任はないという話になる。
私は、学校組織を知っている。この副校長という人物が学校長の指示で動いているのは間違いない。学校の管理職というのは、そういうシステムである。副校長や教頭などの管理職の人事査定は学校長によっている。したがって上意下達になる。おそらくこの副校長は、「道具的理性」で動いているのだ。学校長の指示通り、生徒にはマスクを外すように指導した。だが、これはあくまで生徒の自由意志によるものであるので、それ以上は強制できない筋のものである。管理職として適当な処置を取った。(いうことをきかない生徒たちで)やれやれである、というものだ。
これは、「マスクを取ることが恥ずかしい。」と言っている生徒を、熱中症の危険性を知らしめ、はずさせるという指導が出来ていないことの表明である。要するに、指導力がないのである。恥ずかしくないのか?教育現場は、ここまで指導力が落ちているのか、と思う次第。彼らはどっちを向いて教育をしているのだろう。責任回避できればそれでいいのか。生徒の安全・健康をまもるのが教師の第一義ではないのか。アホらしくて、開いた口が塞がらなかった。
*画像は、先日の某中高の体育祭でのマスクによる熱中症ニュース記事より
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