私にとっては、正直なところ、コンソーシアムには県教委に行かれた前校長K先生が来られるので、4月からの報告ができることが最大の楽しみであった。これまで、数多くの校長に仕えてきたが、K先生はその中でも突出した素晴らしい校長であった。生徒への話でも切り口が違う。塾のことも連携に心を砕いていただいたし、生徒とともに持久走大会で走られたり、また情にもあつい方であった。
開会前、さっそくご挨拶申し上げたら、惜別の意を込めて、記念品を渡された。まさに想定外のことで驚き、また感激した。閉塾後、開封したら愛南町の真珠をあしらったネクタイピンであった。すぐさま、御礼のメールを送らせていただいた次第。ほんと人情の機微に長けた方である。K校長の1年間、まあ私も色々と苦労したし、相談にも乗っていただいた。また三崎高校をユネスコスクールにする構想を打ち明けたが、現状では担当者が忙しすぎて無理であることを告げられ、大いに落ち込んだが、そういう全てを含んでの今回のことなのであろうと思う。
K先生との邂逅はおそらく、昨日が最後と思うが、私の長い教員生活の中でも、指おりの「人物」であることは間違いがない。K先生は、いずれ愛媛県の高校教育を背負って立たれるだろうと思う。益々のご健勝をお祈りしたい。
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