2022年3月18日金曜日

三崎高校公営塾 最後の日

いよいよ、公営塾塾長として最後の日を迎えた。朝から終業式前に「離任式」をしていただいた。学校長から是非とのお誘いをいただき、お受けしたのだが、コロナ禍のためにオンラインでのスピーチになった。その後に入試の合格発表もあるので、できるだけ簡素にさせていただいた。これで、私が三田学園にお世話になることも公になったわけだ。

ずっと気になっていたことは、みさこうDAY以来、事情があってNさんへの倫理の講義が中断したままになっていたことである。あと中国思想と西田哲学だけはやっておきたかったのだが、残念である。

とはいえ、卒業生のO君Uさんも雨の中わざわざ来てくれ、昨年度の卒業生のKさんも来てくれた。それぞれ長く話した。ありがたいことである。そうこうしていると、2年生の生徒、バス通学の生徒から色紙をもらった。いろんな惜別の品もいただいた。

塾の講師という存在は、正教員とは明らかに違うと私は思っている。サポート役に徹してきた。学校との連携上、一歩引いて要望に全て答えてきたが、こちらから要望は出さなかった。この微妙な立場故に、このような良き思いをするとは夢にも思わなかった。まるで担任である。ありがたいことであある。

最後のサプライズは、我が講師陣からの記念品贈呈だった。年齢の格差から、うまく行っているのかどうかわからないときも正直あった。しかし、そのような杞憂は最後に消えた。家に戻り、その品は私が欲しかった「みきゃんのネクタイ」であった。嬉しいなあ。松山の高島屋まで行って買ってきてくれたようだ。

もちろん、先生方や事務所にご挨拶にいった。全員とご挨拶できなかったのは残念だが、仕方がない。管理作業員さん(愛媛では用務員さんというらしい)にご挨拶できなかったことが悔やまれる。陰の仕事をされている人を大切にするのが私の心情なのだが、今日は雨で強風なので姿が見えなかったのである。

最後に下校のバスを見送った。ボーイスカウトの三本指の敬礼を1年生男子が返してくれるのも最後である。旅館の女将稼業もこれで終わりである。雨の日も風の日も2年間毎日見送ってきた。しんどいなあと思うこともあったが、やりきれたことに満足である。

そんな最終日。お世話になった方々にひたすらメールもさせていただいた。感謝の1日であった。

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