2022年3月31日木曜日

コロナ禍のアフリカは今

道祖神からまた「DoDo World News」が送られてきた。(久しぶりの発行らしい。)コロナ禍でも、アフリカに渡航することが可能になったようでツアーを徐々に再開とのこと。ケニア、セネガル、ウガンダの渡航事情について特集されていた。

まずは、ケニア。ケニアはワクチン接種を2回受けていないと入国できないようだ。パスポート、ビザに加え英文のワクチン接種証明書(市町村に申請して1週間ほどかかるらしい)、出発72時間前の英文PCR検査陰性証明書の準備が必要であるとのこと。その上で、PANABIOというサイト上に書類をアップロードし、QRコードを入手する必要があり、渡航前に旅行者健康調査フォームをWEB上で記入し、またQRコードを入手。計3つのQRコードが必要でスマホは必需。十分な充電が必要との注意書きもあった。イミグレでは、上記2通の証明書のチェック、QRコードの読み込みがあり、その後は通常どうりとのこと。入国にはそんなに時間はかからないらしい。

ちなみに、現在ケニアに行くには、エミレーツ、カタール、エチオピア航空が主になるらしい。証明書の提示を義務付けているホテルやショッピングモールもあるらしいが、「コロナはもう終わった」という人も多く、2月末の時点では30~50人くらいの感染率らしい。日本に帰国する際には、72時間前以内にPCR検査陰性証明書が必要だが、病院に行かずともホテルやロッジで検体を行い、結果をメールで送ってくれるサービスが多く始まっているという。さすが、東アフリカの観光ハブ国である。

次に西アフリカのセネガル。エールフランス、エミレーツ、エチオピア航空が主となるようだ。セネガル渡航には、旧来からの黄熱病予防接種証明書に加え、セネガル到着5日前の英文PCR検査陰性証明書(担当者は前日にクリニックで検査、3時間後にメールで受け取ったという。:仏文ではなく、英文というのがありがたい話。プリントアウトしておくほうがいいとのこと。)が必要。エチオピア航空はこれまで韓国の仁川空港経由だったが、期間限定のアジスアベバ直行便となっているらしい。

セネガル到着後は、白い服を着た検査官がいるものの、証明書をちらっと見せるだけであるらしい。公共交通機関や2名以上で車に乗る時は、マスク着用のルールはあるものの、ダカールではマスク着用者は10%程度。セネガルも2月末で20人程度。帰国に際しては、同様の72時間前のPCR検査陰性報告書(日本の厚労省指定の書式)が必要だが、事前手配さえしておけばホテルに検査スタッフが来て翌日に届けてくれるそうだ。ちなみに日本のパスポート所持者は、ビザのいらない国である。

さらにウガンダ。PCR検査陰性証明書を準備していたものの、チェックは全くなし。(担当者の渡航直前に廃止、かんたんな健康質問書を提出したのみだという。)ウガンダは、マラリアや周辺国のエボラ熱などの感染症対策の実績があり、どんな感染症でも自ら判断できるらしい。ウガンダの感染率は1日50人程度、帰国前日にホテルに民間の検査機関のスタッフが来てくれ、夕方には日本政府のフォーマットの陰性報告書を持ってきてくれたそうだ。

ところで、帰国後の日本の対応。成田で同じ飛行機の乗客はグループになり待機。陰性証明書の所持、厚労省のアプリをインストールするかなどの質問に答え、入国後の待機ルールについて誓約書に署名。その先で陰性証明書と記入した書類のチェックがあるそうだ。スマホ必携で、持っていない場合レンタルさせられる。スマホでQRコードを読み込み質問票に入力。さらに検体検査。壁にレモンや梅干しの絵があるそうだ。(この辺は、かゆいところに手が届く日本らしさかな。)検査終了後、アプリのチェック、MYSOS(入国者健康居所確認アプリ)の設定や操作のレクチャー。(スタッフがスマホが苦手な人のため設定してくれるらしい。)サイドの書類チェックの後、検査結果待ち。パスポートに個別の番号が貼られ、アナウンスがあればようやく入国検査。この間3~4時間…。

3回のワクチン接種証明書があり指定国(注)以外からの帰国なら待機なし、していない場合でも自宅待機期間は最短3日(自主検査が必要)から7日だそうだ。自宅までは公共交通機関の利用は可であるらしい。

注:厚労省によるコロナ水際対策指定国・地域は、かなりの数がある。(イギリスやアメリカ、オーストラリア、インド、ロシア、韓国など)幸い、マレーシアは入っていなかった。https://corona.go.jp/news/pdf/mizugiwataisaku2_20220217.pdf

…まさに、行きは良い良い、帰りは怖いという感じである。アフリカの観光国は頑張っているな、というのが感想である。

…私はアフリカはもちろん、当分海外に出る予定はないが、気になるのは、そろそろ入国できそうなマレーシアのL君のことである。成田で、こんな目に合うのかと思うと可愛そうだし、心配でならない。

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