この2年半、地域おこし協力隊の一員であったのだが、正直なところ違和感を禁じえない。まず、地域おこし協力隊員は、赴任地で起業・永住することを想定している。しかし公営塾の講師は、私塾が成り立たないような地域ゆえに赴任している。よって、そこで起業せよと言われても困る。(この状況を打破した人物を1人だけ私は知っている。ただ、彼は大阪で私塾を経営していた経歴があり、地域の信頼も厚く、小中学生を対象とした塾を開業した。)任期が終わったら去るしかないのが普通だ。
これまで、コロナ禍が言われ出すまでは、町内のイベントにも参加、協力してきた。しかし、今年度は昨年度15回も実施した出前塾も1回だけで、三崎高校の存続・発展ために頑張っているが、地域おこしに多大な成果を上げているとまではいえない。(昨年度は、小中学校の研修の講師を2回務めたが、今回それを収録時に言うつもりはない。)また、正直なところ、毎月の集まりでも、語られている内容の次元が異なるので違和感があり、沈黙していることが多い。もうひとつの違和感は、他の隊員は個人で動いているが、我々はチームである。比較的勤務時間の自由度がある他の隊員とは状況が違うし、全く同じように扱われると、違和感が膨張する。
今回の収録に対しても私は全体で10分くらいで良いと思っている。でも20分というスパンなので、私は一切自分のことは語らず、三崎高校と塾のことを統括的に話すことになった。チームの役割としては妥当だと思う。他の3講師には来年度のこともあるので、各自のやっていることを紹介してもらおうと考えている。
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