三崎の桜は、今見ごろだと思う。山桜もあちこちで咲いている。実に日本らしい風景で美しい。ただ三崎は風が強いので、すでにだいぶ散ってしまった桜もある。そういう桜の木の前に立つと、ついつい70年代フォーク世代は、「風」の「ささやかなこの人生」を口ずさんでしまうのだった。♪花びらが散った後の桜がとても…。
三崎高校の前には桜並木があって、伊方町でも最も桜が美しいところのひとつである。地域の方が、道端に花壇を整備していただいていて、その濃いピンクの花とのコントラストも美しい。まだ満開とはいかないようだが、今日は青空だったので愛機G1Xで撮ってみた。
何故日本人は桜が好きなのだろう。妻と語りあっていたのだが、その風や雨などでいつ散ってしまうかわからない、諸行無常の典型のような存在だからではないだろうか。次見るチャンスは1年後。儚いからこそ、その美しさが倍増される。時間的に貴重な存在だからこそではないか、というのが夫婦の結論である。
マレーシアにいた時、桜を見たくて見たくて仕方がなかった。日本に帰ってきて、三崎でこのような美しい桜に出会えたことが嬉しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿