2021年2月25日木曜日

アフリカからSDGsを視る


地元のM中学で、今夕「アフリカからSDGsを視る」と題して補充学習を行ってきた。こちらの中学生は、極めて真面目で聞く姿勢がホント良いので、やりがいがある。準備にはかなり時間を費やしたが、教師冥利に尽きるような時間を過ごさせてもらった。やっぱり、授業はいいなあと思う。

今回のテーマは、ケニア、ジンバブエ、ブルキナファソからSDGsを視るというわけで、ケニアでは、キベラスラムから「貧困」、さらにケニアの教育事情(小学校に行けない、中退する子供もいること、多民族国家で公用語のスワヒリ語を学ぶこと、一方セカンダリー・スクールでは英語で授業を行う事)などから「教育」を語った。意外だが、スワヒリ語の”ハクナマタタ”はみんな知っていた。

ジンバブエでは、ロボラ(買婚と呼ばれるシステム)から「ジェンダー」について語った。ケニアのところで、スワヒリ語の”マライカ”という歌も紹介して、このロボラに繋げた。”マライカ”は、金がないので結婚できないという歌なのである。さらに、教え子諸君には何度も語った公園で可愛い子供が2人、手を出した話もした。あなたならどうする?という答えのない質問もした。これも「貧困」である。

ブルキナファソは、サハラ砂漠南縁のサヘル行での「陸の環境問題」と、私がアフリカに学ぶという意識をもった経験を話した。これは「パートナーシップ」である。

余談になるが、講義の終わりにジンバブエのムビラ(指ピアノ)を紹介した。野球少年(彼は以前から顔見知りで明るい男子である。)が、初めてなのに見事に弾いた。これには私もびっくりした。彼にはムビラ奏者の才能がある。(笑)

盛りだくさんな内容だったかもしれないが、真面目な中学生諸君のおかげで、ホント良い授業が出来たと思う。3月には第二回目の補充学習が予定されている。今度は、SDGsの17のゴールではなく、163あるターゲットからSDGsを視るというテーマで行くつもりである。

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