明日から、1・2年生の学年末考査。塾は久しぶりの「密」になっている。(もちろん文学的表現であり、三密にならないよう配慮している。)初日が数学なのでみんな数学に勤しんでいる。英語のJ先生まで数学を教えている。さて、そんな塾に若手のY先生が来られた。ちょっと相談があるという。
彼は、三崎高校の地方創生の活動のこれからを想い、いろいろ考えていた。特に、その中心になる先生方が転勤になってしまったらどうなるか、そのための方策を考えていたのだ。で、塾の講師陣と総合的学習の取り組みについて、私がどう考えているのかを聞きに来たのだった。私自身の考えが塾の考えであるならば、できるかぎりのサポートという結論になるが、民主的に塾のマネジメントをしているので、そうとも言えない部分もある。この辺を理解してもらった。
三崎高校は、先輩が後輩を育てるという良き教員集団なのだ。今時珍しい。昭和の教員集団といっていい。私も先輩にそうして育てられ、後輩を育ててきた。しかし、教員集団は実に難しいのも事実。今までいろんな学校に勤務してきたが、それぞれの学校でかなり違う。私は良き先輩、同輩、後輩に恵まれたと思っているが、苦労もしてきた。学校運営は、基本的に生徒への想い=善意というエネルギーで動いているが、部分的に壊れている場合も多々ある。だから、私は管理職を忌避したという一面もある。
愛媛は実に真面目だ。大阪が不真面目だというのではないが、若い先生方にとっては、実に良き環境だと思う。Y先生が一生懸命考えた案が袖にされることは決してないだろう。出来る限りの協力を約束したのだった。それにしても、学校を想う若いY先生の相談、実に嬉しかったのだ。
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