今日は日曜日だが、1・2年生は学年末考査。3年生は同窓会入会式と卒業式予行の日である。コロナ禍のため、今回は在校生抜きの卒業式となった関係である。私は、塾と学校の連携を深めるために、早めに出勤、同窓会入会式に参加した。三崎高校は、地域に根差した学校なので同窓会との関係も深い。
同窓会会長のNさんとも懇意である。そのNさんの話がよかった。今年の3年生は、1年の時分校化の危機感の中で過ごし、伊方町の風景を背景にした映画”せんたんビギンズ”に出演した生徒もいる。2年になって逆転的分校化危機回避(文科省の地域協働推進校に選ばれた関係で分校化が見送られた。)があった。せんたん部をはじめ総合的学習が一気に花開いた年でもあり、みさこうマルシェ、せんたんミーティング、みっちゃん大福の全国制覇、エシカル甲子園、大久でのせんたん劇場と全力疾走の1年であった。その中心が今の3年生。さらにおまけとして、12月には彼らのクラスにローラがやってきてTV番組まで製作された。(画像参照)
Nさんは、その活躍に感謝し、現1年生の大量入学に結びつき分校化の危機を回避したことに礼を述べられたのだ。だが、今年度はコロナ禍で事には思うように活動が出来なかった。「非日常が日常になり、日常が非日常化した。」そんな激動の3年間を送った3年生にこんな話をされた。
「与えたことは思わず、与えられたことを忘れず。」人間、ああしてやったとか、こしてやったのに、ということは多い。反対にしてもらったことに感謝を忘れがちである。その反語といえる。おそらく、Nさんの人生訓なのであろう。Nさんは好きだった酒をやめ、「今は趣味は妻やけん。」とよく言われる。3年話の中でも、「両親はもちろん、結婚してからの妻や夫への感謝が大事。」と言われていた。…実にNさんらしいし、胸に刺さる言葉だと思う。
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