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さて、プーチン大統領の支持率が低下(20年ぶりに53%)している。これは、佐藤優氏によれば、プーチンの政策=中産層(階級)を作り出すことが成功したからだと言うのである。90年代の危機的状況から、分厚い中間層を作らねばいけないとプーチンは考えたようだ。この中間層は非政治的存在である。経済的にうまくいっていると彼らは、それに満足し政治に無関心であるが、クリミア問題による経済制裁、石油価格の下落、そしてコロナ禍のロックダウンで、生活水準が落ちた中産階級は不満を高めている。それが支持率に表れているわけだ。しかし、プーチンの大統領任期を2036年まで延長する憲法改正案への支持率は、40%から47%へと上昇している。中間層はプーチンの今の政策には不満だが、他に代わりになる者もいない。大混乱よりはましだ、と考えているのだと言う。
このあたり、日本の状況とアナロジカルに見ることが可能だというわけだ。…たしかに、現政権への不満は大きい。だが、野党がそれに代わると大混乱になる気がする。
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