2019年12月13日金曜日

日本史A特別講義

センター試験を日本史Aで受験したいと申し出てきた生徒がいて、近現代史なら十分教えれるので、手伝ってあげることにした。日本史も当然ながら、大まかにまずはとらえる必要がある。特に日本史Aは、どの学校でも普通、受験科目としないので、内容を精選することが多い。そんなわけで、どういうふうに対応するか考えていたのだが、以前PBTで理系のJPA生のために作ったけれど、なかなかレベルが高すぎて使うのを諦めたパワーポイント教材「日本は何故植民地にならなかったか?」があったのを思い出した。

幕末から維新までを概説したもので、生徒は事前にだいぶ教科書を読みこんでくれていたようで、理解もかなり進み大いに喜んでもらえたのだった。この教材の中心になるのは、幕末から戊辰戦争あたりまで4段階で雄藩等の勢力(薩摩・徴収・土佐・会津・幕府中枢・京都朝廷など)のスタンスをグラフ化しているものである。自分で言うのも何だが、なかなか面白い視点で作っていると思う。(だからこそPBTでは難解で使うのを諦めたのだが、今回はこれが分かり易いと感じてくれたようだ。)


失敗作だと思っていた教材も、こうして生き返ることもあるわけだ。まさに人生に無駄なし。来週も激励しながら、この日本史Aセンター特別講義を続けていこうと思う。

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