2019年12月28日土曜日

岡本太郎展で大分に行く。

写真は、フラッシュなしで風景的に採ればOKとの指示だった
妻が前から、三崎港から佐賀関港を結ぶフェリーに「いっぺん乗ってみたい。」と言っていた。私はもうすでに2度往復したけれど、三崎の住人として当然の想いであると思う。と、いうわけで、今日フェリーに乗って大分まで出かけたのだ。目的は大分県立美術館で開催中の「岡本太郎展」である。岡本太郎と言えば、ビッグネームなのであるが、1970年の万博時に中学一年生だった大阪人から見れば、太陽の塔をつくったおっさんである。その画風に特に惹かれるというわけでもないのだが、まあ佐賀関にはあまり観光地はないし、正直なところ、フェリー第一、太郎第二という感じで出かけたのだった。

佐賀関からは、急行バスで大分駅前へ向かった。約1時間強。料金は980円。急行という名がついてるが、かなり路線バス的である。大分駅前は、あか抜けているというか、なかなかモダンである。時間的には、松山に行くのと同じくらいなのでで、つい比較してしまう。
ところで、岡本太郎展はなかなか良かったのだ。岡本太郎の年譜をじっくり見てから、彼の撮った縄文土器や東北、長崎などのモノクロ写真を見て回ったが、これが良かったのだ。彼の画風や造形には、そいう縄文的な要素や民俗学的視点がたっぷり入っていることが良くわかったのである。こういう前提で見ると、渋谷駅前に展示してあった壮大な壁画も、太陽の塔のデッサンも興味深かったのである。やはりただの太陽の塔のおっさんではないわけだ。
また、この大分県立博物館はゆったりとした造りで、なかなかいい。ミュージアムショップも充実していたと思う。以前、ムーミン展をしていて、その時の商品がキャッシャーに置いてあった。実は私はこれを買いたっかたなあと思った次第。
また駅前からバスに乗って佐賀関に帰った。17:00発のフェリーからは、佐田岬灯台の灯が見えて、妻は十分ご満悦だった。普段、私のサポートに回ってくれているわけで、これくらいの妻孝行は当然かなと思ったりするのであった。

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