2019年12月2日月曜日

未咲輝塾でもサクラサク

三崎港より佐田岬灯台に近い佐田岬港の風景
私が三崎に来ての最初の仕事は、E大学のAO入試対策であった。地域創生=地域経済学の基礎とSDGsについて2人の生徒にインプットした。小論文やグループディスカッションに有用だろうと思われることを講じたわけだ。このAO入試は、一勝一敗に終わった。この一敗した生徒が捲土重来、O大学のAO入試に今日合格した。いやー、めでたい。これで、三崎高校は、国立大学にすでに2人の合格者を出したことになる。

公営塾が伊方町に設置された最大の理由は、この三崎高校の魅力化をはかり、存続させることにある。生徒が集まらないと分校、さらに廃校に追い込まれる可能性がある。高校が無くなれば過疎化はさらに進んでしまう。そのために、三崎高校の先生方は、凄い努力をしているわけで、全国募集の受験生集めの動きもそのひとつだし、地域創生プロジェクトも、世界に生徒を送り出す動きも、最終的にはここに集約されていく。

何より重要なのは生徒である。国公立大学に行きたいという生徒の希望があれば、それを叶えるために努力するのが、我々の役目である。未咲輝塾としては、その数が多いほど存在理由が増すわけであるが、普通の私営の塾のような成果主義を追い求めることには、ちょっと違和感がある。

あくまで、三崎高校の進むべき道を進む先生方のサポートをしていく中にこそ、存在意義があると思っている。幸い、現在の未咲輝塾はそのような方向性をもっているし、先日の映画の上映や私のSDGs講演会など、独自の動きで学校をリードしていく部分も大切であると思う。我々は私営の塾ではなく、地域おこし協力隊でもあり、地域に様々な風を送り込むという使命も持っているのである。

ともかくも、A君おめでとう。先に合格したM君もほっとしたと思う。

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