2017年3月28日火曜日

オバマケア廃止失敗の件

少し前のThe Huffington PostのWEB版に、オバマケア廃止に失敗した理由は、大統領首席戦略官の高圧的な態度があったのではないかと書かれている。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/25/obamacare_n_15615008.html

この大統領首席戦略官・スティーブン・バノンという人物、かなり危険な臭いのする人物である。まあ、トップがトップだけに、それを助長していると言うのが妥当かもしれないが…。

政治というのは、極めて人間くさいものだと私は思う。共和党の議員に「この法案に賛成する以外選択肢はない。」と言って恫喝したらしい。おそらく独立心の極めて強い議員たちは「何様のつもりか?」と思ったに違いない。選挙で選ばれし者に対しての言とは、到底いえまい。

人間は、自分がかわいいし、優れていると思っているし、他者に対して優位に立とうとする。これを仏教的には「修羅」というが、この超克はなかなか難しい。「修羅」をいかに冥伏できるかが、「大人」としての醍醐味でもある。

まあ、米国の現政権も、子供っぽいというか、稚拙というか…。だからこそ恐ろしいのであるが…。

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