2017年3月13日月曜日

ヨブ記と映画「エデンの東」

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「ヨブ記-その今日への意義ー」(浅野順一著・岩波新書)をおおかた読んだ。このヨブ記はなかなか深い。私はブティストなので、理解しがたい部分も多々あるが、昨日エントリーしたように、一神教の信仰とは何かを突き詰めて考えるためには必読書なのかもしれないと思う。

ところで、唐突であるが、この本を読んでいて、ふと昔々見た映画「エデンの東」を思い出した。ジェームス・ディーン主演の名作である。当時、中学生だったような気がする。だから見た時は、この映画の良さは全くわからなかった。最も印象に残っているのは、良き人である兄が、列車の窓ガラスを自分の頭で割り血だらけになるシーンだ。弟であるジェーム・スディーンは決して良き人とはいえなかった。良き人が苦しみ、悪い人が栄える…理屈抜きになにか強い不条理を感じたことを覚えている。

ちなみに、この映画のタイトルの「エデンの東」とは、カインがアベルを嫉妬で殺した後、後悔してエデンの東にあるノドに去ったという旧約聖書からとっているらしい。

なぜ私が「エデンの東」を連想したのか?「ヨブ記」については、ゆっくりと思索しながらエントリーを続けたい、と思う。

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