ミッドバレーにあるイオン(日系)のスーパー 手前にレジがあって、Non Halalは完全に隔離されている |
と、いうのもマレーシアは半島部の他に、カリマンタン島のサバ州やサラワク州を国土としていますので、マレーシアの標準時は日本よりー1時間しかずれていないのです。夜が明けるのは7時前になります。すでに人々が働き出しています。と、いうわけで早めに礼拝の時間を設定しているようです。赤道に近いので、日の出・日の入りの時間は1年間でほぼ変化ない(これはケニアで経験済みです。)と思います。そういうわけで、臨機応変だといえます。
国民の6割のマレー系の人々、すなわち過半数がイスラム教徒ですが、他の華人やインド人は、仏教や道教、キリスト教、ヒンドゥー教を自分の宗教としています。お互い、これには全く干渉しません。自分たちの宗教を大事にしているけれど、他文化もちゃんと認めている、という感じでしょうか。バスで走っていると向こうにモスクが見え、手前に仏教の寺院があったりしますし、屋台街には道教の祠があったりします。KL中心街にはヒンドゥー教寺院もあります。(ちらっと車から見ました。いずれ行ってみようと思っています。)ただし、国教はあくまでイスラムですよ、というのがマレーシアです。
それが一番わかりやすく表現されているのが、スーパーです。ほとんどの食品はハラル認証(イスラム教徒が食べてもいいと認定されている。)されたもの。菓子パンにも缶コーヒーにもみんな認証のマークが付いています。ふと、気づいたのですが、だいたい大きなスーパーには、ちょっと隔離した感じでノンーハラル(ハラル認証外)の食品を売っているコーナーがあるのです。当然ですが、豚肉やお酒などを扱っています。ムスリムのマレー人はそんな場所には出入りしません。華人の人々が主に入っていきます。(上記画像参照)
どっこい、華人の存在感も大きい。コカ・コーラには中国語。 |
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