2015年3月14日土曜日

TICADⅥは、ケニアで開催か

2016年のTICADは、アフリカ開催が決定しているが、ケニア開催が有力視されているようだ。ガンビアも名乗りをあげているようだが、日本大使館や会議場などのインフラが整備されているケニアが有力らしい。面白いのは、この開催地、日本が決めるのではない。AUに委ねたようだ。AUではさらに開催国の調整に委ねている、というわけで、ケニアとガンビアが交渉中とのこと。

昨日のTVニュースで、中国が新たな途上国向けの開発銀行を設立し、それにイギリスが投資するという話が出ていた。面白かったのは、コメンテーターとして出ていた佐藤芳之氏(ケニアでナッツ企業を創業し、現オーガニック・ソリュージョンズ・ルワンダ社長)のコメントだった。中国のアフリカ進出が日本では批判的で、しかも中国の覇権を最も嫌っているアメリカの最大の盟友イギリスの参加という、なかなかショッキングなジュースなのだが、「いいんじゃないですか。それで、アフリカの途上国の開発が進めば…。」

そもそもイギリスは金融大国である。中国の人民元の為替が完全自由化することを見込んでの参加ではないか、という憶測もある中、佐藤氏はこう言ってのけた。「中国も、イギリスもしたたかですが、アフリカ諸国はもっとしたたかですよ。」

なるほど、と私は納得したのだった。ガンビアがTICAD開催に手を挙げたのも、それなりのしたたかな外交戦略があると見るのが妥当だろう。

http://www.africa-news.jp/news_ajyy3V6tbG_491.html

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