天皇皇后両陛下が、半世紀をかけて国内のハンセン氏病療養所を全て回られたと言うニュースをTVで知った。今日最後に訪問されたのは宮城県の療養所・東北新生園。今回のご訪問も両陛下の強い希望であったという。いつもながら、両陛下の弱い立場の国民をいたわるご姿勢には心打たれるものがある。
毎日新聞のWEB版には、唯一直接訪問できなかった(大型船が着岸できず、高松市内で懇談された)2004年の大島青松園の話も載っていた。直接行けなかったことを払拭するかのように、小豆島の帰りに療養所のある大島に近づき手を振られたのだという。これもTVで放映されていた。素晴らしい光景であった。
簡単に全療養所を回るといっても、大変なことだ。公務の合間をぬって行かれたわけだが、常にハンセン氏病の患者のような弱い立場の国民のことを思っていなければできることではない。これぞ、「経世在民」である。
そのあとTVに映し出された「経済」を担当する財務大臣の国民を馬鹿にしたような、いばった姿勢とはまさに対蹠にある。
2014年7月22日火曜日
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