2013年10月20日日曜日

ケニア・マチャコスの研究書

昨日の公開講座で、京大研究者の博士論文書籍(京都大学アフリカ研究シリーズ)を1冊購入した。坂井紀公子氏の「マーケットに生きる女性たち-ケニアのマチャコスにおける都市化と野菜商人の営業実践に関する研究」である。

何よりもまず、「マチャコス」の文字が私の目に飛び込んできたのだ。ピーター会(JICAの教員視察旅行で私と共にケニアに行かれた先生方の会)のメンバーなら、思わずおおっと懐かしむはずである。そう、私たちは、マチャコス市に立ち寄った経験があるのだ。ナイロビの近郊都市である。

私たちは、ここでストレート・チルドレンの子供たちを見た。ガイド役のピーター・オルワ氏が、「彼らはストリート・チルドレンやね。」と教えてくれたのだった。マチャコス市は観光都市ではないので、我々日本人は珍しいらしい。子供たちが寄ってきたので、ピーター氏が、私たちに迷惑をかけないように、つかず離れずうまくあしらっていたのを思い出す。

300ページを超えるこの本の内容に関しては、まだまだコメントすることはできない。序論だけ読んだに過ぎないが、面白そうだ。アフリカ研究書の中でも、私はこういう都市とからんだ開発経済学的な研究に大きな興味をもっている。しかもあのマチャコスの市場の研究である。実に楽しみだ。

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