2012年4月7日土曜日

『緑のサヘル』と広範囲干ばつ

緑のサヘルHPから
WEBのNHKニュースによると、サヘル地域(サハラ砂漠南縁地帯)で、ここ10年で最大の範囲で干ばつが拡がっているという。1500万人が食糧不足に陥り、東アフリカの飢餓以上の被害になる可能性があると言われている。私は、非常に心配している。マリ、ニジェール、チャドを中心にブルキナファソなど最貧国が集まっている地域でもある。

ブルキナファソには、『緑のサヘル』というNGOがあり、私が訪問した時、Iさんの紹介で、JOCV出身のMさんという現地調整員の方とお会いしたことがある。ストロングスタイルの国際協力士だった。(奥さんはムチャ別嬪のブルキナべである。)昨日、私のブログのリンクに奈良教育大のユネスコクラブのHPを追加したので、ついでといってはなんだが、『緑のサヘル』も先ほど追加した。なかなか興味深いHPである。スタッフ紹介などちょっとユーモアにあふれている。
http://sahelgreen.org/sahel/

こういう大干ばつに対しては、人間の安全保障という観点から、国連などの国際機関の支援が緊急避難的に重要になる。だが、それだけでは持続可能性がない。緑のサヘルは、砂漠化そのものに対抗しようとしているわけだ。ほんと頭がさがるのである。まさに国際協力の最前線である。私のやっていることは後方支援も後方支援で、申し訳なくなるくらいだ。

しかも、ニジェールでもマリでも治安の悪化が重なってきている。私には、こういう事実を生徒に語ることしかできないが、それもまた重要なことだと思うのだ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120407/k10014282121000.html

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