2021年6月10日木曜日

アパルトヘイトを講義す

https://ameblo.jp/peace-ball-pr
oject/entry-11856202895.html
アパルトヘイトについて、先日2年生の塾生から質問が寄せられた。R高校主催のZOOMでの高校生の討議に参加するとのことで、予備知識を仕入れたいという。アパルトヘイトの背景には、ゴイセン(オランダのカルヴァン派)がある。予定説は、ある意味で徹底的な差別を生み出す。異教徒であった黒人なら当然である。イギリスが南アを奪う前、南ア地域に進出してきたのは、オランダ系のボーア人(今はアフリカーナーと呼ばれる)であるからだ。というわけで、ゴイセンを語ろうとすると、なかなか大変で、時間がかかった。三崎高校は世界史Aを一年生で学ぶが、絶対的に知識が不足してしまう。世界史の流れの中で、ゴイセンを語った。

アパルトヘイトそのものは、政策の集合体なので自分で調べてもらうことにして、問題は、アパルトヘイト後の南アの話になる。先日エントリーした、レインボーの話も事実だし、私が経験した南アの状況も事実だ。結局1時間近い講義になってしまった。

ところが、急に話題がイスラエルの問題になったらしい。生徒は先日のみさこうDAYの私のイベントであった「イスラエル考現学」に参加していてくれたので、急遽20分ほどプラスしておいた。

こういう宗教学や国際関係学に向学心を持つ生徒と語り合うのは実に楽しいものだ。

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