2020年7月3日金曜日

香港経由便にはもう乗れない

https://nomad-english.com/archives/26703
香港の国家安全法を読んでみると、中国に対して批判をした人間は、たとえ表現の自由が保障されている外国人でも公安に逮捕されるらしい。もちろん中国本土もだが…。

正直なところ、もう香港にも中国にも行く機会はないだろうと思う。だが、香港経由の航空機に乗る可能性はありそうだ。実際、キャセイ・パシフィックにも何度か乗ったことがあるし、イスラエル行ではエルアル航空は香港発だった。

私はこのブログでいろいろ中国の事も書いているのでアブナイような気がする。もう香港を経由する航空機には乗れないなと思う。というか、他国の言論の自由を脅かすどんでもない法だと思う。早速、アメリカ政府は非難声明を出した。日本政府の「遺憾砲」はたいしたことはないが、G7の一員として非難することにはなるだろう。民主主義国家として当然である。

日本の民主主義は、敗戦によって天から降ってきたモノなので、欧米諸国の様な、戦って勝ち取った自由ではない。だから自由の重要性について意識が薄い。ニューハンプシャー州のモットーは「自由を、然らずんば死を」という過激なものだ。アメリカ独立革命において、最初にイギリスからの独立を宣言した州でもある。アメリカにはこういう精神が溢れている。イギリスやフランスなど市民革命を経験した国や、諸国民の春で自由を求めたヨーロッパ諸国も然りである。中国政府は、この辺をかなり読み違えていると私は思う。アジアでは、そんなに驚かれないだろうが、欧米の最も大切なものを踏みつけたわけだ。

私の「香港を経由する航空機には乗れないな。」などという感想は、実にアジア的と言うか日本的な感想だろうなと思うのだ。

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