昔、私が撮影したワガドゥグ市内 |
残るは武装解除である。先日の衝突で3人が死亡したという報道があったが、これ以上の死傷者が出ないことを祈るのみである。
…Newsweekの昨年の11月6日付記事によると、今回の騒動の元になったコンパオレ大統領の長年の支配を市民のデモで、比較的平穏に政権交代を実現させたことを「画期的だ」と評価している。私が、ブルキナに行った時も、市民の評価は散々だった。ワガの近くに大統領の出身地があるが、その私邸には動物園がある、とガイドのオマーンがわざわざ寄って教えてくれた。(笑)ワガには奇妙なデザインの公共建築物があって、(NPOの建物の)大家の優秀な大学生の息子は無駄な支出だと吐き捨てるように言っていた。ブルキナの市民は、こういう政治状況に対して意外な程敏感で、自分の意見をしっかり持っている。決して「画期的」でもないと私は思っている。日本以上に彼らは、民主主義を大切にしているのではないか。
…ところで、コンパオレ大統領は欧米諸国とは、したたかに結びついていたようだ。(カダフィとも仲がよかったけれど…。)米国は無人機、フランスは特殊部隊をブルキナに送り込んでおり、イスラム過激派対策の盾としようとしていたらしい。コンパオレは33台の車を連ねて家族や側近とともにコートジボワールに逃れたようだ。復権を目指しているように見えるとNewsweek。たしかに、見え見えである。ブルキナの今後に目を離せない。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/11/post-3450_1.php
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