2013年12月17日火曜日

イチロー「最終戦14回表の話」

NHK HPより イチロー
何度かエントリーしているが、私はイチローの大ファンである。昨日のNHK・プロフェッショナル仕事の流儀で、イチローの独占インタビューが放送された。今年シーズンのイチローは、日米通算4000本安打を打ったものの、出場機会が減り、ファンとしても、はがゆい1年だった。ドラフト話も出ているようだが、優勝のチャンスがあるチームに移ってレギュラーとして1番をまた打ってほしい、私はそう思っている。

番組の中で、こんな話が出てきた。最終戦、優勝の可能性が無くなったヤンキースは、ベテランは誰も出場しなかった。若手の選手を試す消化試合だったのだろう。ベテラン選手はスパイクも履いていなかったという。ただイチローだけがいつでも出れるように準備し、延長14回の表には裏のロッカーで素振りをしていたという。イチロー専属の通訳兼トレーナーの話である。感動した。

イチローはまるで修行僧のような準備をする。宗教的な儀式のような準備をする。このどんな時でも準備する姿勢こそが、イチローの真骨頂である。「まだ苦しみが足りない。」とイチローは言う。凄い言葉だ。

私の座右の銘も、何度かエントリーしたが、「理想に生きることをやめた時、青春は終わる」である。理想の授業を目指して準備する。うまくいくのは、そのうち3割かなあと思う。今秋の修学旅行もやはり理想をめざして準備した。ついつい、もう少し手を抜いてもいいかなと思うのだが、やはりできる限りのことをやっておこうと思ってしまう。まだまだ「白秋」になれないのだ。

イチローが言っていた「やめる(引退する)時」とは、そういう取り組みの謙虚な姿勢が枯れた時をいうのではないかと思うのだ。私の「引退」の時期も刻一刻と近づいている。ところが、まだまだ枯れないんだなあ、これが…。今日も南北貿易ゲームやディベートの準備に燃えてしまったのだった。(笑)イチローが、苦しい野球という仕事が大好きなように、私も…。

http://www.nhk.or.jp/professional/2013/1216/index.html

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