2010年7月26日月曜日

B級日帰バス旅行を評す


 今年は、アフリカに行けないのである。と、いうわけで”妻”とB級日帰バス旅行に出かけた。最近”愚妻”と私がブログに書いていることが様々な方面から漏れ伝わり、愛妻家の私としては尊称のつもりなのだが誤解を生んでいるようなので無難な”妻”としておくことにする。重ねて言っておくが、私は愛妻家である。結婚記念日をずっと忘れたままで、妻が絶対教えてくれないけれど、その一点を除いて、完全無欠な愛妻家なのである。(今日の文章は妙に宮田珠巳風になっている。)
 さて、今日のコースは枚方発である。リリ~君の勤める某医大付属病院のヨコから出発した。函館山スキー場に天上の楽園があり、そこで”ゆり”を見て、さらに伊吹山にも天上のお花畑があるので、そこで高山植物を見て、地上に降りて地味に”梅花藻”を見るというツアーであった。旅行会社はH交通社である。(他の旅行社も同じようなコースを設定していた。カルテルなのだろうか?パクリなのだろうか?)H交通社にはオマケがついていて、近江牛ステーキ、メロン、季節の野菜1kg、よもぎもち、ソーダ飴…。なんか最後のソーダ飴付きというのが、B級で味わい深い。昼食は近江牛づくしの定食。(これはかなり本物だった。)これで価格は、なんと驚きの7990円である。うむ、価格の-10円で7000円台キープというのも卑屈で良いのである。

 ゆり園は、見事に中途半端に咲いていた。<本日の画像参照。私の写真の腕が良いのか、かなり咲いているように見えるが…>楽園というには寂しい。笑えたのは、食事をとった関ヶ原である。レストランの前にこんな石碑があった。<2枚目の画像参照>キャッチコピーのパクリとしても、かなり低レベルである。日本人としてやっていはいけない限界ぎりぎりのブラックユーモアである。
 と、いうわけで伊吹山くらいは、何とかして欲しかったのである。が、9合目までハイウェイで行けて高山植物を見れるというのは、いかがなものであろうか。一応日本百名山なのだが…。とはいえ私は死ぬかと思うくらい汗をかいた。登山道には石ころが多く、かなりの苦労があった。これにはまいった。高山植物には罪は無い。自然に咲いていていい。季節に合わせて咲けばいい。
 一番よかったのが、最後の米原市・醒ヶ井の街である。”梅花藻”という藻の花も地味であるが、街もB級観光地としてかなりの上位に来ることは間違いない。街を自然に流れ、生活に密着した清流。古い洋館風の郵便局、薬局の前におわしますサトちゃん人形とサトコちゃん人形。(私は初めてサトちゃんのメスの人形を見た。)素晴らしい。「暑いし、もうええわ。どうせ…」と思わせ、カメラを持って行かせなかった力と、後で後悔させる力。まさに特B級である。<http://www.maibarashi.jp/参照>
 妻は、楽しんでくれたようだ。私は愛妻家である。常に窓側を妻に譲る。ところで、今日の私のバス車中の睡眠支配率は、80%を超えていたのである。(笑)

2 件のコメント:

  1. こんばんは。お久ぶりでございます。『B級日帰りバス旅行』楽しく拝見いたしました。たくさんのお土産付きなのですね~。我が家には我儘チワワが居ますので、なかなか長旅ができず、度々利用しています。経験上、たいていの添乗員さんがベテランさんでガイドも大変お上手!!いつも楽しい旅です。
    友達に聞いたところ、ミステリーツアーもかなり楽しいそうですョ。今度挑戦してみたいと思います。サトコちゃん初めてとは意外です(笑)余談ですが、うちの主人も私を窓側に座らせてくれます~~。

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  2. クッキーさんコメントありがとうございます。夏休みは、だいたい隔年で妻孝行の日々となります。昨年はブルキナに消えていましたので…。息子は、エレサレムへ旅立ちました。帰ってくるのは、東欧を回って秋になると思います。妻だけが海外に行けないと怒るので、愛妻家としてはひたすら従順にしております。

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