2019年8月3日土曜日

日経文庫 SDGs入門

マレーシアに来て4年目、どうやら私は浦島太郎になっている。先日からSDGsのゲームの構想を練っていて、日本で行われているSDGsのカードゲームのことを調べていて気になっていたのだが、それらが企業人向けであることに、かなり驚いたのだ。どうやら、今の日本では教育界以上に産業界からこのSDGsへのアプローチが盛んなようだ。

我々国際理解教育実践者の側からみると意外なのだが、このSDGsは、MDGsと違って先進国の目標をも含んでおり、これからの企業にとって無視できない世界目標であるということらしい。いくら利益を上げても、反SDGs的であれば、評価を得られないし、反対に批判対象になるようなご時世なんだとか。地方自治体しかり、ということで、私自身は、単純に実に喜ばしいことと受け止めている。

こういうことが分かったのは、日経文庫の「SDGs入門」という本を半分ほど読んだからである。ただ、こういうSDGsの啓蒙をビジネスにしていることには、やはり違和感がある。そういう市場が生まれ、参加費を支払う価値あることだから成立しているのだとは思うが…。というわけで、企業向けや地方自治体向けのSDGsゲームのセミナーがあって各地で開催されているようだ。こういうセミナーを運営するファシリテーターになるのに、地方創生SDGsでは、12万円近いお金がかかるようだ。(例)https://peatix.com/group/6943818/events
うーん。学校教育の世界とビジネスの世界は、やはり異次元。ここはやはり自分でゲームを考案するしかないと思う。

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