2019年8月2日金曜日

アフリカ横断鉄道の話

http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/4201084.html
日経のWEBニュースによると、タンザニアからザンビアを結ぶタンザン鉄道と、アンゴラのロビトからコンゴ民主共和国のコルウェジを結ぶベンゲラ鉄道が、中国の支援で復旧作業を終え、アフリカ大陸初の横断鉄道として旅客を運んだ模様だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48110140S9A800C1000000/

中国のアフリカの鉄道支援といえば、ケニアのナイロビとモンバサ、エチオピアのアジスアベバとジブチといったところが有名だが、いずれも多大な中国への負債を抱えており問題化している。今回の大陸横断鉄道、アンゴラ内戦のよるベンゲラ鉄道(植民地時代にベルギーの鉱山会社」が開発)の寸断箇所を中国が直したらしい。それ自体は素晴らしいことであると思う。

アフリカ経済のネックのひとつは、流通である。実際に行くとよくわかるが、道路のメンテナンスが悪いし、気候も厳しいので経済回廊ができてもなかなか心もとない。その点、鉄道は大量輸送が可能なので有利だ。ただし、ここでもメンテナンスの重要なので心配だ。しかも鉄道は運営を間違うと大事故につながる。

どれくらいの経済効果があるのかわからないが、自由貿易を推進するアフリカにとって朗報であることは間違いない。

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