http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4995269,00.html |
金属探知機が撤去されたとはいえ、国境警備隊(イスラエルの警察)は重装備で数もかなり多いという。(ちなみに警官の奥さんたちは憎悪にさらされるこの任務に夫がつかされることを批判しているらしい。)イスラム教徒にとっては不愉快であろうと思うし、イスラエルからすれば、監視カメラ等を増やし警備上当然の処置なのだと思われる。とはいえ、金属探知機の撤去は、パレスチナ側からすれば、大きな勝利だといえるわけで、ハマスに続いて自治政府も勝利宣言した。
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ところで、「イスラエルに勝利した。」と言われて終わらないのがイスラエルである。国会で、エルサレムの分割(パレスチナ人の多い地区を分離し、東エルサレムのユダヤ人の入植地を市街に入れたいとイスラエルは思っている。)に関する法案を通過しやすくするための基本法(日本の憲法にあたる)改正に着手した。私がエルサレムに行った時に見たが、東エルサレムは、ユダヤ人入植ちとアラブ人地区は壁で隔てられている。今は、10万人が住むアラブ人地区はエルサレムだが、これを外し、13万人の住むユダヤ人地区を入れる、ということで、市議会の状況が大きく変わることにある。エルサレムは極めて微妙な位置にある。当然、パレスチナ人だけでなくアラブ諸国の反発が予想される。
トルコのエルドアン大統領が、火曜日(25日)「中東のイスラム教徒はパレスチナのアルアクサを防御するためエルサレムに向かえ。」と公言した。この言葉にイスラエル外務省は「オスマントルコの時代はすでに終わっている。」と一蹴したが、金属探知機撤去後もまだまだ目が離せない事態が続いている。
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