その中でも、F君の「母のお弁当」という、タイトルからは押しはかれない展開を見せる文章はすばらしかった。さらに、クラスの中でも特に大人しい学生であるY君の「言葉で傷つく」という文章も、体験に根ざした素直な文章で好感がもてた。彼女のような学生が選ばれ人前でスピーチすること自体が素晴らしいと私は思った。K先生も全くの同意見であった。さらにI君の「笑顔の力」という文章は、内容はまさにスピーチの王道といったものであるが、彼女のキャラから絶対見事なスピーチになると確信できるものだった。
さて、14題のスピーチが行われ、我がクラスのI君が第二位、F君が第三位に選ばれた。K先生の面目躍如というところである。お忙しい中、学生の指導に熱心に取り組んでいただき感謝である。弁論大会終了後、ちょっとSHRをした。頑張ってくれた3人にコメントをしてもらい、みんなで記念写真を撮ったのだった。やはり、担任はいいなあと思う。
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