2017年7月20日木曜日

IBTの話(109) 弁論大会 ’17

IBT第17回日本語弁論大会の日である。昨年度は部外者的に見ていたのだが、今年はクラス担任でもあるし、日本語の先生方がいかに苦労しながら学生の原稿を自分の力で直していくようにもっていくのかがわかった。日本語の先生方は実に大変である。我がクラスからは作文担当のK先生によって、3名のいずれも女子学生が選ばれた。私も、クラスの学生の書いたものを全部読ませていただいたが、面白い内容が多くて難しい人選だったと思われる。

その中でも、F君の「母のお弁当」という、タイトルからは押しはかれない展開を見せる文章はすばらしかった。さらに、クラスの中でも特に大人しい学生であるY君の「言葉で傷つく」という文章も、体験に根ざした素直な文章で好感がもてた。彼女のような学生が選ばれ人前でスピーチすること自体が素晴らしいと私は思った。K先生も全くの同意見であった。さらにI君の「笑顔の力」という文章は、内容はまさにスピーチの王道といったものであるが、彼女のキャラから絶対見事なスピーチになると確信できるものだった。

さて、14題のスピーチが行われ、我がクラスのI君が第二位、F君が第三位に選ばれた。K先生の面目躍如というところである。お忙しい中、学生の指導に熱心に取り組んでいただき感謝である。弁論大会終了後、ちょっとSHRをした。頑張ってくれた3人にコメントをしてもらい、みんなで記念写真を撮ったのだった。やはり、担任はいいなあと思う。

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