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その秋田大学が、アフリカのボツワナに事務所を開いたというのだから、言祝ぐのは当然である。ボツワナは、サブサハラ=アフリカの中でも優等生国家である。このブログでも何度かエントリーしたけれど、鉱産資源、特にダイヤモンドを有効に利用し、その加工やマネジメントにも力を入れ、開発努力している。他のレンティア国家、たとえば湾岸諸国のような無駄遣いもしていないし、ポール・コリアーのいう「紛争の罠」にも無縁である。要するに、初代大統領以来のガバナンスが良いのである。
アフリカを研究している者の”ハシクレ”としても、秋田大学の目のつけどころが良いと思うのだ。南アの金やプラチナ、ザンビアの銅、ナミビアのウラン鉱山、はたまたモザンビークの海底油田にも比較的アクセスが容易である。これらの国々は、アフリカの中では治安がよいほうだ。最近は西アフリカや東アフリカは治安面でも厳しくなっているから、やはり学生の研究視察には南アフリカ地域がいいと思う。秋田大学の学生が、これらの鉱山を視察するだろうと思うと私まで胸が踊ってしまう。IBTからの留学生のK君、A君にも是非アフリカの地に立って欲しいと思うのだ。
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