2016年8月1日月曜日

IBTの話(24) 公民権運動

モントゴメリーの公民権運動の原点となったバス http://www.asahi.com/car/gllery/120302ford/16.html
8月1日である。8月の別名はいくつもあるのだが、1年中夏のマレーシアにあっては「壮月」くらいしか、フィットしないなぁなどと考えている。日本では夏休みなのだろうが、こっちは全くフツーの授業日である。(笑)

今日は人種差別について、公民権運動やアパルトヘイトについて語っていた。マレーシアでは、こういうコトはあまり教えていないらしい。みんな興味深く聞いてくれたのだった。

私は、一時アメリカの研究に取り組んでいた。公民権運動についても、だいぶ調べた上で、南部へ公民権運動の足跡を探る旅を計画していたこともある。ただ、夏休みにしか行けないし、この時期はハリケーンが来る可能性が高いというリスクもあって、結局行っていない。このハリケーン恐怖症は、8月のちょうど今頃、サウスダコタ州のモーテルでTVの気象情報専門チャンネルを見ていて、刻々と報告される南部のえげつない風雨の様子が脳裏に染み付いているためだ。とはいえ、やはり行ってみたいという思いは消えない。バス・ボイコット事件の起こったアラバマ州・モントゴメリー。今も、黒人差別は時々全米を揺るがしている。公民権運動の原点の街…。そこの空気を吸ってみたいと思うのだ。

よく考えてみると、南アのアパルトヘイトはかなり世界的に批判されたが、アメリカの公民権運動以前の状況と比べてみてもあまり変わらない。公民権運動とアパルトヘイト、両者を講じて生徒も強くそれを感じたようだ。

壮月。まだまだ草花が盛んに生える月という意味だそうだ。この1ヶ月、総合科目の範囲をどどどっと進んでいこうと思う。EJU(日本留学生試験)本番まで2ヶ月半。

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