http://www.imajinsha.co.jp/ books/web-content/ 2006/kan_malay.html |
ところが、また聞きの情報ではあるが、某観光業関係の方の話として、今年は、修学旅行生のキャンセルがかなりの数にのぼっているとのこと。
残念でならないが、ISのマレーシアへの宣戦布告というニュースが大きく響いていると思われる。8月に入って、治安に関する法律も厳しくなったとの新聞報道もあった。大使館からも、独立記念日の注意喚起もメールで送られてきた。普段生活している分には、全くそういう感覚は薄いのだが、不穏な空気があることはたしかに否定できない。
こうしてマレーシアで生活していると、この熱帯雨林気候を肌で感じ、マレー系・中国系・インド系の多民族の共生という(日本人にとって)極めて非日常的な社会を、多感な高校生に是非見て欲しいと思う。国際理解教育の一環として大いに意義があると思う。私は海外修学旅行に教師として何度も携わった経験がある。だから、そういう治安面を考慮する事情もよくわかっているつもりだ。だから、キャンセルに対しても十分理解できる。だが、同時に多文化理解の貴重な機会がこうして奪われていることに、やるせない思いがするのである。
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