2016年8月8日月曜日

イチロー3000本の偉業を祝す

http://www.j-cast.com/2015/12/11253034.html
イチローがついにMLB・3000本安打を達成した。日米通算の記録はなにかといろいろ言われるが、これは文句なしの記録。イチローのファンの一人として、大いに喜んでいる。

イチローが3塁打を打って、ふと顔が浮かんだのが仰木監督だったそうだ。その思い出話もイチローは語っている。20年前のある負けた試合で、イチローが帰りのバスで暗い表情をしていると「試合の勝ち負けは俺にまかせとけ。お前は二塁打1本打ったじゃないか。それでいいんだ。お前は自分のことだけを考えろ。」と言われたらしい。普通、その反対の言葉を吐くものだ。仰天し、その瞬間から、この人のためにやりたい、と思ったそうだ。

「どんな人間かを察知する能力が確実にあって、それに応じて選手を操る。心の掴み方っていくつかパターンがあるけれど、仰木監督はその型が無数にあるように見えた。それがマジックかもしれないですね。」

その仰木監督に、酒の力を借りてメジャー挑戦を打ち明け、了解してもらった故に今がある。イチローは、その師の恩を忘れていない。

師とあおぐ存在を持てる人間は幸せだ。師のため戦った人間は幸せだ。確かな道筋を行くことができる。師を持つ私は、改めてそう思うし、私もそういう存在に一歩でも近づきたいと思うのだった。

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