2014年4月5日土曜日

毎日 アフリカのニュース3題

ケニア・モンバサ
http://bez-granic.pl/2010/03
/mombasa-afrykanski-tygiel/
今朝の毎日新聞の朝刊・国際面に、アフリカの悲しい話題が3つ載っていた。まずは、ケニア・モンバサでイスラム指導者(通称:マガブリ師)が殺害されたという報道。この記事が最も多く紙面を割いていた。アル・シャバブとの関係が指摘されていた人物らしく、ケニア治安当局が暗殺したと疑う支持者による暴動が起きる可能性もあり、現地では緊張が高まっている。

そもそも、このマガブリ師という人は、アル・シャバブへの資金、要員確保に関与しているとして12年8月、国連安全保障理事会の専門家委員会によって渡航禁止・資産凍結の対象だった人物で、かの英国人女性「白い未亡人」を過激派に引き込んだと噂されている。すでにモンバサでは、12年以降アル・シャバブと関係が指摘されたイスラム指導者が2人殺されており、「次は自分の番だ。」と毎日新聞の取材に答えていたという。

…先日、ソマリア難民に対する緊急令のことをエントリー(4月2日付ブログ参照)した際、危惧していたことがさっそく現実になってしまった。

一方、ナイジェリアのボゴ・ハラムの方も悲劇的な事態になっている。今年1月から3月の間に、治安当局の掃討作戦で1500人以上の死者が出ているとの報告をアムネスティ・インターナショナルが発表したそうだ。半数以上は民間人だという。ケニアの記事よりは扱いは小さかったが、これも決して見逃すことが出来ない記事だ。

また、その記事の下には、エボラ出血熱がマリ国内で3人感染した疑いがあると政府の保健・衛生相は明らかにしたとのこと。この西アフリカのエボラ出血熱渦についても、先日エントリーしたばかりである。(3月25日付ブログ参照)どこまで拡大するのだろうか。非常に危険である。

…昨日、民放のTVで、オードリーの春日が、コンゴ民主共和国のワゲニアという人々の村を訪れ、コンゴ川の激流での漁を体当たりで行っていた。バラエティ番組なのだが、春日自身の真摯な姿勢には惹かれるものがある。番組の中で、サルの燻製を食する場面があった。以前、このサルの燻製についてもエントリー(10年4月29日)したことがある。昨日、このエントリーのアクセスが急増したのは、この番組の影響だと思う。ところで。この猿、エボラ出血熱と極めて関連が深い。春日をはじめ、ワゲニアの人々(素朴でフレンドリーな人たちだった。)は、大丈夫だろうかと、時期が時期だけに、つい心配になった次第。

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